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2003年版
台湾工業年鑑

 

電子部品業

 台湾電子部品業は
20003月から世界情報産業成長の減速、無線及び光通信産業の成長が予測通りにいかないなどの影響を受け、景気低迷の状況は拡大している。米国同時テロ事件が発生した後、もともと底入れから脱却すると予測された世界景気が再び衝撃を受けた。世界緊迫情勢も108日のアメリカ対アフガン宣戦のため高まった。アメリカ対アフガン宣戦につれ、世界経済情勢が高度な不安定状態に陥り、台湾電子部品産業もこの災難からの回避が出来なかった。

メーカー状況
 台湾の主な電子部品供給メーカーでは、主動デバイスでは、集積回路産業は台積電、聯電など国際的大手メーカーの引導の中、すでに完備な産業構造体系が確立された。平面ディスプレイ産業は中華映管、瀚宇彩晶、奇美電子、友達、広輝などメーカーの全力をあげ

 

ての努力の中、2001年に大きな業績をあげた。LED産業の発展も緊密な産業ネットワーク網を形成し、上位5社の光宝、光磊、今台、憶光、華光などの市場シェアも70%以上を占めた。受動デバイスは国巨、大毅、旺詮、奇力新、美磊、飛元、華新科、立隆、禾伸堂、匯僑工などの市場シェアは60%を占める。フィルターの博士電子、台湾嘉碩、台湾晶技などの市場シェアは80%以上を占める。機構デバイスの中で、PCB産業のメーカー数は最も多く、ほとんど国際レベルの競争力を持っており、上位5社の華通、南亜、欣興、楠梓電子、金像などの市場占有率は30%を占めている。コネクター産業では、鴻海がダントツで、その市場シェアは50%近くを占める。台湾康旭、正崴、実盈、台湾航空電子などが続いている。機能デバイスの中で来徳、中環、精碟、巨擘、利碟がCD-R産業においてすでに重要な地位を占めている。交換式スイッチング電源の台達電、飛宏なども国際的大手メーカーである。小型二次電子産業は発足段階に有り、主なメーカーは能元、湯浅台達、太電、電能応用などである。