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2004年版
台湾工業年鑑

 

2004年の情報ハード業

 経済の緩やかな回復に加え、技術進歩がもたらす買い替えブームもあり、2004年の台湾情報ハード産業では、ノートパソコンの出荷量の伸び率が30%を超えるばかりではなく、LCDモニター、投影機も低くない伸び率を示した。今後5年を展望する。MICによると、台湾のノートパソコン、マザーボード、LCDモニターなどの世界シェアはリードする地位を保ち、投影機の世界シェアは10%から5年後の44%に上昇し、台湾情報ハード産業で伸びが最も高い業種になると予測されている。2004年の台湾情報ハード製品の生産量及び生産量の伸び率では、デスクトップ型パソコンに取って代わりつつあるノートパソコンの出荷量は引き続き30%の伸びが維持されることになる。CRTモニターに取って代わる効果が表れつつあるLCDモニターの2004

 

伸び率は50%近くで、投影機も倍成長すると予測されている。
生産額から見ると、デスクトップパソコンの生産量は13%しか伸びていないが、生産額は23%伸びると予測され、デスクトップ型パソコンがLCDスクリーン搭載する出荷が常態になった後、すでに平均価格の上昇を有効に牽引した。しかし、光蓄積製品の伸び率は2003年より落ち込みを示すだけではなく、2004年の生産額の後退幅も2003年の後退幅を上回ると予測され、2004年の光蓄積製品の値下げ幅は依然として大きいことが示されている。デジタルカメラの2004年における生産量の伸び率は35%を下回り、2003年の91%に引けを取るが、2004年の生産額と出荷量の伸び率は接近し、2004年の値下げ幅は明らかに緩和すると予測されている。