サンプル

2010年版
台湾工業年鑑

 

まえがき
2009年の台湾経済は金融危機で低迷の苦境に陥ったが、第4四半期にようやく不振の窮地から抜け出しプラス成長を示したため、-1.87%の経済成長にまで回復した。インフレのあおりを見せていなかったが、失業率では一度6.0%を超え、近年50年にはなかった現象が示されている。その背景には、外的な要因である対外貿易と、内的な要因の台湾産業のハイテク産業発展への過度の依存がある。本年鑑は金融危機の影響や中台の経済貿易交流などについての振り返りと分析を行っている。
 構成は台湾経済情勢について分析・展望する経済編と台湾工業界のエネルギ−産業、電子機械工業、機械工業、化学工業、紡績工業について記述する産業編とに分けており、さらに、産業編の電子機械工業には情報工業、通信機器工業、家電工業、光電工業、半導体、電線ケーブルなどを含んでいる。機械工業には機械設備及び部品、輸送機器工業、金属製品工業などを含み、

 

 

 


化学工業にはプラスチック、ゴム、セメント、製紙、製薬、陶磁器、飼料などを含む。そして紡績工業には紡績、アパレル、その他業にはマスク業、自動販売機、眼鏡などを含んでいる。
 それらの内容については(1)概要(2)需給(台湾国内、輸出入)(3)問題点に分け、原則として過去5年間の推移をフォロ−した上で現状及び中国大陸との関係を分析し、今後の展望及び問題点も盛り込んだ。また、全体を通じて豊富な図表を入れて分かりやすい方法で述べている。
なお、各産業編の最後に関係諸団体名簿を記載しており、メーカー名簿については弊研究所発行の最新台湾メーカー10,000社総合名簿のご利用を推奨する。さらに、台湾産業経済の推移及び個々の工業界の動向を知る上で、より便利でかつより的確な現状把握の資料を提供するために、年々、内容の充実に努めている。