サンプル

2016年版
台湾工業年鑑

 

まえがき

  世界景気減速の影響を受け、2015年の台湾の輸出量は減少し、内需は不振になり、経済全体は停滞現象を示している。経済成長率は4半期ごとに低下傾向が続き、ついに後半にはマイナスに転じた。通年の経済成長率は0.75%と、当初台湾当局が予測した3.78%を大きく下回り、ライバルの韓国の2.6%にもひけを取っている。本年鑑は台湾経済が直面している外需や内需の状況をもとに、台湾各業界への影響を分析する。

 世界景気減速の影響を受け、2015年の台湾の輸出量は減少し、内需は不振になり、経済全体は停滞現象を示している。経済成長率は4半期ごとに低下傾向が続き、ついに後半にはマイナスに転じた。通年の経済成長率は0.75%と、当初台湾当局が予測した3.78%を大きく下回り、ライバルの韓国の2.6%にもひけを取っている。本年鑑は台湾経済が直面している外需や内需の状況をもとに、台湾各業界への影響を分析する。

 

 

 

 それらの内容については()概要()需給(台湾国内、輸出入)()問題点に分け、原則として過去5年間の推移をフォロ−した上で、現状及び中国大陸との関係を分析し、今後の展望及び問題点も盛り込んだ。また、全体を通じて豊富な図表を入れて分かりやすい方法で述べている。

  なお、各産業編の最後に関係諸団体名簿を記載しており、メーカー名簿については当研究所発行の最新台湾金型鍛造鋳造メーカー名簿と台湾機械メーカー名簿のご利用を推奨する。当研究所は、台湾産業経済の推移及び個々の工業界の動向を知る上で、より便利でかつより的確な現状把握の資料を提供するために、年々、内容の充実に努めている