●サンプル
2017年版 |
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まえがき 2016年に台湾は政権交代し、初の女性総統が誕生したことで、台湾経済の焦点をシフト転換に定めた。新政府は刷新、就職、分配をビジョンとして、執行面ではバイオ、アジアシリコンバレー、グリーンエネルギー、スマート生産、国防などが含まれる5+2+1産業を打ち出し、堅調の半導体産業とともに構築されることを期待している。本年鑑は台湾経済が直面している外需や内需の状況をもとに、台湾各業界への影響を分析している。 構成は台湾経済情勢について分析・展望する経済編と台湾工業界のエネルギ−産業、電子機械工業、機械工業、化学工業、紡績工業について記述する産業編とに分けており、さらに、産業編の電子機械工業には情報工業、通信機器工業、家電工業、光電工業、半導体、電線ケーブルなどを含んでいる。機械工業には機械設備及び部品、輸送機器工業、金属製品工業などを含み、化学工業にはプラスチック、ゴム、セメント、製紙、製薬、陶磁器、飼料などを取り上げた。そして紡績工業には紡績、アパレル、その他業にはマスク業、自動販売機、眼鏡などが含まれている。 |
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それらの内容については(1)概要(2)需給(台湾国内、輸出入)(3)問題点に分け、原則として過去5年間の推移をフォロ−した上で、現状及び中国大陸との関係を分析し、今後の展望及び問題点も盛り込んだ。また、全体を通じて豊富な図表を入れて分かりやすい方法で述べている。
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