更新:’24/10/8
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不況打開、円高対策、海外調達の必携書!!
《 2024年版
台湾工業年鑑 新発売 》
《 2014年版 台湾電機電子メーカー名簿 発売中 》
◎ 2024年版 台湾工業年鑑
半導体によって世界での台湾の認知度が高まっていることは過言ではない。世界に先駆ける産業群の育成は台湾政府にとって急務であり、対中国依存軽減にもつながる。台湾の産業構造はすでにここ30年で情報通信科学技術や精密電子、半導体チップ、バイオ科学などのハイテク産業を主とする形態まで発展してきており、高度な製造技術、製品や製造工程の研究開発及び生産管理能力を持っている。今後を展望すると、科学技術の発展とニッチ産業の構築確立は台湾産業にとって基軸となるほか、世界情勢の変化への柔軟な対応力とシフト転換能力の育成がより重要となる。台湾は小型の開放経済に属し、国内市場の需要が経済規模に達しておらず、近年チップなど少数ハイテク産業の輸出が台湾経済の成長牽引を続けるが、欠乏している資源の輸入も同時に行われている。米中対抗や円安、地政学的リスクに見舞われる台湾の輸出環境が一層厳しくなる。
近年の中台関係の緊張化、さらに米中対抗が加わり、台湾は国際政治の渦潮に巻き込まれた。したがって、中国での台湾依存度は低くなり、中国市場シェアや中国からの受注比率はともにこの20年での過去最低を記録し、また中国での就職率も統計以来の最悪となった。さらに台湾対中国の輸出では半導体を除いてその他産業は過去の全盛から遠のいている。50年以上に渡って台湾経済を支えている半導体産業は、アメリカによる対中半導体規制措置に協力する一方、世界競争力を維持するために半導体産業だけでなく先進技術や基盤応用にも力を入れる。より多くの核心技術を把握し、川上(資源・原材料)、設備からIC設計、メモリー、受託生産、封止測定などまでの積極的な構築を行うことにより台湾産業の世界での確固たる地位維持につなげる。
2021年の台湾経済のGDPは高い。これは主に対東南アジアやヨーロッパ、アメリカの輸出向け経済成長率が高く、また対中国、日本の輸出も成長を示したことに起因している。電気自動車やデジタル経済の発展による半導体チップへの需要の高まりが要因であり、特に半導体は台湾の輸出成長で最も高い項目であり、世界的なコロナ禍の下で生じたテレワークによって情報電子産業が発展し、コンピュータ部品や液晶パネルなどの伸び率は半導体に次いだ。また、これまで成長が低迷していたプラスチックや鉄鋼、機械、石油化学などの伝統的産業もコロナ禍の影響から世界景気回復で需要が高まり、二桁に上る輸出成長率を遂げた。台湾は米中貿易戦争で脱対中国経済貿易依存を期待し、中国との敵対化が深刻となっているが、対中国の輸出率は依然として高いため、特殊な経済貿易関係からの回避が可能かに疑念が持たれている。米中の長期的な対抗が続く中、ジレンマに立つ台湾各業界へ及ぼす影響を分析する。
2019年の台湾のGDP規模は20兆台湾ドルの大台に迫る19.8兆台湾ドルに上り、通年の経済成長率は2.98%と、予測値を上回った。これは主に台湾半導体業界が技術的に優勢であり、さらに近年台湾製造業の持続的投資により生産能力が拡張され、台湾におけるサプライチェーンが整いつつあることで、輸出が促され、経済成長が押し上げられたことが要因である。さらに世界経済の好転で外需が回復し、金属材料やプラスチック・ゴム、化学品及び機械などの伝統産業も2020年第4四半期に7~8半期続いた減少傾向から脱却しプラス成長に転じたことなど、これらの発展要因がすべて2020年の台湾経済成長を上方修正させる鍵となっている。本年鑑は、各業界への影響を分析している。
2018年末から始まった米中貿易戦争で台湾企業の台湾回帰やグローバルなサプライチェーンの再編がもたらされ、さらにイギリスのEU離脱、日本と韓国の対立などの潜在的な不確定要因は台湾経済に影響が出ている。コロナ禍の世界蔓延が加わり、コロナ感染症への防止に成功を収めた台湾に有利に働くかどうかは注目されることになる。本年鑑は台湾経済が直面している外需や内需の状況を基に、台湾各業界への影響を分析している。
アメリカ対中国の大規模な関税の引き上げについては、台湾は関税課税対象国ではない。さらに携帯電話やタブレット端末、コンピュータも関税引き上げ項目のリストにも入っておらず、台湾への直接な衝撃は大きくない。しかし、中台産業の高度分業で、台湾受注海外生産の90%以上は中国生産が行われており、さらに海外生産に必要な原材料、半製品、部品の台湾供給比率は22.8%に達し、サプライチェーンを通じての影響効果を台湾は免れない。本年鑑は台湾経済が直面している外需や内需の状況を基に、台湾各業界への影響を分析している。
1980年代以来の中台間の垂直分業が崩壊している。台湾の技術が先行しておらず、中国の労賃も引きあがったからである。中国が独自のサプライチェーン構築に力を入れており、中台が相互補完関係から競合関係に変わり、将来的には水平分業に向けての発展が見込まれている。米中の貿易紛糾で台湾製原料や部品の対中国輸出は減少するが、対米の輸出に切り替わる可能性も出てくる。本年鑑は台湾経済が直面している外需や内需の状況を基に、台湾各業界への影響を分析している。
2016年に台湾は政権交代し、初の女性総統が誕生したことで、台湾経済の焦点をシフト転換に定めた。新政府は刷新、就職、分配をビジョンとして、執行面ではバイオ、アジアシリコンバレー、グリーンエネルギー、スマート生産、国防などが含まれる5+2+1産業を打ち出し、堅調の半導体産業とともに構築されることを期待している。本年鑑は台湾経済が直面している外需や内需の状況をもとに、台湾各業界への影響を分析している。
世界景気減速の影響を受け、2015年の台湾の輸出量は減少し、内需は不振になり、経済全体は停滞現象を示している。経済成長率は4半期ごとに低下傾向が続き、ついに後半にはマイナスに転じた。通年の経済成長率は0.75%と、当初台湾当局が予測した3.78%を大きく下回り、ライバルの韓国の2.6%にもひけを取っている。本年鑑は台湾経済が直面している外需や内需の状況をもとに、台湾各業界への影響を分析する。
2014年の台湾経済は原油価格下落や国際ブランド業者のIoT関連製品の販売が好調で、輸出が盛んになり、経済成長率が3.74%と、ライバルの韓国の3.3%を上回っている。2015年の台湾経済が直面しているリスクは世界景気回復の減速が続き、各国の通貨政策においての混戦、石油価格下落、地理的な政治リスクなどが取り上げられる。本年鑑は台湾経済が直面している外需や内需の状況をもとに、台湾各業界への影響を分析する。
台湾の情報電子産業は広く世界に知られており、トップの地位に立つ台湾製品が数多くあるため、台湾情報電子産業の景況は世界景気を見通す先行指標とも言われている。近年ノートパソコンの販売不調を受け、台湾情報産業は低迷現象を示しているが、台湾製電子製品は台湾輸出総額の30%を占め、さらに年々増えており、台湾製電子製品の揺るぎない世界地位を物語っている。今後、自動車、宇宙航空や3C設備との統合による売り込みでは台湾電子産業の重要性が一層高まっていく。従って、弊社は台湾工業年鑑、台湾機械メーカー名簿、台湾金型鋳造鍛造メーカー名簿に続いて、台湾電機電子メーカー名簿を発行する。これは、台湾電機電子メーカーの力を生かして中国市場を含めた世界市場を攻略することに役に立つと思うからである。
台湾メーカーは、生産弾力性、高品質および低価格により、高品質高価格の日本製品と低価格低品質の中国製品との隙間を衝いてニッチ製品を提供し、グローバル経営を行っております。日本企業による中国成長力の取り込み、グローバル化への発展において、台湾メーカーはその一役を買う欠かせない存在にあります。そのため弊社は毎年発行している台湾工業年鑑に続き、台湾機械メーカー名簿を発行することで、日台企業の提携をより一層拡大するよう期待しております。
世界ハイテク産業で台湾企業が一席の地位を占めているのは、台湾金型メーカーによる支えが大きな要因であり、鋳造や鍛造に対する機械加工メーカーの優れた技術と低価格が、世界各国の企業による台湾メーカーへの委託生産を行う根本的な要因となっています。弊社が台湾工業年鑑、台湾機械メーカー名簿に続いて、台湾金型,鋳造,鍛造メーカー名簿を刊行するのは、台湾メーカーが優れた技術や低価格の強みを生かすことで、日本企業の円高や不況への対応には欠かせない役割を持つと考えているからです。
本書の内容は(1)メーカー名 (2)住所 (3)電話番号 (4)ファクシミリ (5)責任者 (6)従業員数 (7)資本金 (8)製品項目などが詳細に記載されております。
台湾の対外貿易条件は悪化を続け、2013年は最悪の水準を記録した。同じく輸出入貿易を頼って経済の成長を促進してきた韓国も貿易悪化傾向にあるが、衰退率は台湾の半分にとどまっている。台湾は国内市場規模が比較的小さいことで制限され、長期的にGDPに占める対外貿易の割合が高くなる。また、自然資源欠乏の劣勢が加わり、国際環境変化要因による影響を受けやすい。本年鑑は業種別の状況を分析している。
近年、台湾経済が低迷し続けた原因を追及すると、産業付加価値率と輸出競争力が低下したことに由来する。多くの産業は利益の獲得が困難な苦境の中に置かれ、コスト削減を続けるしかない。外国人労働者雇用、派遣労働力活用、給料引き下げはコスト削減への近道になっている。本年鑑は台湾経済を低迷させた原因とともに、台湾各業界への影響を分析している。
欧州債務危機が続いており、世界景気に対する懸念が高まる中、中台間のECFA発効、中国人の個人旅行条件緩和、中国資本の来台投資項目拡大、台湾銀行の相次ぐ中国投資制限緩和が加わり、台湾経済が深刻な衝撃を受けている。本年鑑は上述した要因を受け、台湾各業界への影響を分析する。
2年にわたる惨憺たる経済低迷や洪水災害を経て、台湾経済は2010年にようやく回復局面を遂げている。輸出入が高い伸びを示すだけではなく、失業率も低下し、民間投資や消費がともに陰りから脱却したことで、10.82%に上る高い経済成長率を示すことができた。しかし、金融危機が過ぎ去った後の世界環境は大きな変化が現れ、台湾自身にも多くの問題が存在しており、たとえば自由貿易協定に対する台湾の経済貿易展開、ハイテク産業の発展方向、財政悪化問題が取り上げられる。本年鑑は産業別により台湾産業の発展状況を分析する。
2009年の台湾経済は金融危機で低迷の苦境に陥ったが、第4四半期にようやく不振の窮地から抜け出しプラス成長を示したため、-1.87%の経済成長にまで回復した。インフレのあおりを見せていなかったが、失業率では一度6.0%を超え、近年50年にはなかった現象が示されている。その背景には、外的な要因である対外貿易と、内的な要因の台湾産業のハイテク産業発展への過度の依存がある。本年鑑は金融危機の影響や中台の経済貿易交流などについての振り返りと分析を行っている。
100年に一度と言われる世界不況による輸出に高度依存する台湾への影響は深刻であり、輸出の大幅な衰退、景気低迷、株式市場の不振、不動産価格の下落、企業経営の窮地、さらに失業率の上昇も避けられない状態になっている。本年鑑は今回未曾有の金融危機による台湾各業界への影響について分析しており、今後の展望及び問題点も盛り込んだ。また、全体を通じて豊富な図表を入れて分かりやすい方法で述べている。
2007年の台湾経済情勢は外需が成長原動力の維持を続けることができた。内需不振と、国際原材料価格高騰を受け、後半から物価が明らかに上昇傾向を示している。台湾の中央銀行が金利の引き上げを繰り返したが、台湾は引き続き高い輸入型インフレの圧力を受けている。一方、中台情勢の緩和や直行便の実施が台湾経済の更なる成長契機を引き出すかどうかを注視する必要がある。本年鑑は、台湾経済の成長や変化への影響要因を分析することを目的としている。
2006年の世界景気は上昇が続き、台湾経済成長率も2005年より0.59%伸び、4.62%に達したが、景気の回復は全面的ではなく、「外需過熱内需冷え」の現象を呈していた。2007年は国際景気の拡張が緩和し、台湾経済成長率もその影響を受けて低下すると予想される。各国が金利下げ手段を取り景気の過熱回避を図り、景気拡張速度を緩めることで、2007年の台湾の輸出成長が抑制されることになる。本年鑑は、台湾経済の成長や推移を記録する上で、今後の経済展望を分析している
回復から活況に向う世界経済において、2005年の台湾経済環境を振り返ってみると、国際石油価格高騰圧力、WTOドーハ・ラウンド会合の産業に対する潜在的な衝撃、ブロック経済統合ブームから孤立するなどの外的な要因のほか、国内面では保守的な中台経済貿易政策、クレジットカード債務危機に伴う金融信用リスクの発生、台湾政府の労働者退職新制や金融租税改革の推進もあり、企業の経営挑戦の難しさは一層高まっている。本年鑑は、台湾経済成長への影響要因を分析する上で、今後の経済展望を追求している。
2004年の国際経済景気が回復傾向に向い、台湾の経済成長率は5.7%に達して過去4年で最高を記録した。世界市場の需要は旺盛で、生産投資や消費の向上を引き出した。2004年の台湾の対外貿易は大きな成績をあげたことで、台湾の経済成長を牽引した。本年鑑は好況だった台湾経済をもとにして各産業の景況現状や発展を分析している。
2003年はアメリカ対イラク戦争やSARSの感染拡大が一度当時の経済活動に深刻な打撃を与えました。台湾も世界の急速な経済成長の回復軌道に乗り成長を持続したが、成長源が依然として外需への依存が高すぎることで、国内需要は相対的に弱ってしまいます。本年鑑は取り囲まれた台湾経済をもとにして各産業の景況現状や発展を分析しました。
2002年の台湾経済はプラス成長に回復し、2001年の衰退のかげりからは脱却した。しかし、社会大衆は経済情勢の好転を感じておらず、内需低迷、株式市場不振、失業率の史上記録更新、金利の大幅な下落などの現象が明らかに示されています。主に対外貿易の好況による寄与です。本年鑑はこれらの経済難題を踏まえて、各産業の発展状況を分析しました。
中台がともにWTOに加盟し、ハイテク産業などの中国進出意欲が高まる中、台湾は新たな試練に直面しています。本年鑑は、WTO加盟及び対中国投資の影響を中心に分析しました。
産業の海外移転、シフト転換困難、失業率上昇など、産業構造全体の問題になっていることが明らかになっている。本年鑑は、この産業転換期に立たされる台湾各産業の状況を分析しました。
本年鑑は、国際化や自由化が台湾当局の既定政策であり、今後の展開が注目されている台湾産業構造の変化を中心に、台湾各産業の対応を分析しました。
本年鑑は、東南アジア金融危機及び韓国通貨下落による台湾産業への影響を中心に、東南アジア、韓国、日本との貿易関係及び中国大陸の奨励機種を対象に外資企業の機械設備輸入への免税優遇の復活、中台関係、中国元切り下げの問題まで分析しました。
本書には約70業種の概要、需要、問題点に分けて、原則として過去5年間の推移をフォローした上で現状及び中国大陸、発展途上国との関係を分析し、さらに今後の発展及び問題点を盛り込んであります。また、全体を通じて豊富な図表を入れて分かりやすい方法で述べました。
WTO加盟は台湾政府の既定政策であり、対日貿易赤字の縮小は台湾政府の最大の課題であります。この2大課題を踏まえて分析しています。
本書の構成は台湾経済情勢について分析・展望する経済編と台湾工業界のエネルギー産業、電子機械工業、機械工業、化学工業、紡績工業について記述する産業編とに分けられています。
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(有)台湾産業研究所
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